2024年12月27日

美容家・石井美保に学ぶ|肌を傷めないクレンジングの極意とは

「念入りにこすって、スッキリ!」-そんな習慣が実は大敵かもしれません。美容家の石井美保さんは、著書「こすらなければ、美肌」の中で、クレンジングの方法を見直すだけで肌は驚くほど変わると提案しています。

私たちの多くが「きれいに落とすためには、しっかりこする必要がある」と思い込んでいませんか?その習慣、実はお肌に大きなストレスを与えているかもしれないんです。

今回は、なぜクレンジングで「こすらない」ことが大切なのか、どうすれば優しくメイクが落とせるのか、科学的な視点を交えながら、誰でも実践できる方法をご紹介していきます。


1.肌をこすることによる良くない影響

 クレンジングの際に肌を擦ってはダメな理由は、バリア機能が低下するからです。

石井美保さんがいう「こすらなければ、美肌」とは、バリア機能を低下しないようにしようということです。

バリア機能が低下するとはどういうことか、またそのよくない影響について紹介します。

 1)バリア機能の低下って何?

お肌の表面には、見えない傘のような「バリア機能」があるって知っていましたか?

バリア機能とは、肌の表面の皮脂膜と角質層のセラミドなどの油分と天然保湿因子(NMF)というアミノ酸などでできています。

この大切な機能は、まるで肌の守護神のように、外からの刺激や有害物質から私たちを守ってくれています。

ところが、強くこすることで、この頼もしい守護神が弱ってしまうんです。具体的にどんな問題が起きるのでしょうか?

  1. 肌の乾燥:お肌の水分を保持する力が低下し、いくら化粧水をつけても潤いが続かない状態に。カサカサ、ガサガサの肌になりやすくなります。
  2. 外部刺激への敏感化:ちょっとした摩擦や温度変化でも赤くなったり、ヒリヒリしたり。今まで平気だった化粧品が急に合わなくなることも。
  3. 細菌やウイルスへの抵抗力低下:バリア機能の低下により、外部からの刺激に対する防御力が弱まります。その結果、にきびや吹き出物ができやすくなってしまいます。

<参考記事>
お肌のバリア機能とは?低下の原因を知って対策で美肌へ!

2)目に見えない炎症の連鎖

「でも、こすっても特に問題ないし…」そう思っている方も多いはず。実は、目には見えない小さな炎症が、静かに、でも確実に起きているんです。

20代では気にならないことも多いですが、30代や40代と年齢を重ねると、症状が現れやすくなります。

また、20代でも敏感肌の方や体調や肌の状態が良くないと症状が現れることがあります。

具体的な症状と原因を見ていきましょう。

  1. にきびや吹き出物の増加:過度なこすり洗いで毛穴の中の環境が乱れ、常在菌のバランスが崩れることで、にきびができやすい環境になってしまいます。
  2. 肌のくすみ:微細な炎症により、肌の新陳代謝が乱れ、古い角質が溜まりやすくなります。それが積み重なって、くすみの原因に。
  3. 毛穴の開き:こすることで毛穴周りの皮脂分泌が過剰になり、毛穴が徐々に広がっていきます。一度広がった毛穴は、元に戻すのが難しいんです。
  4. 持続する赤み:慢性的な炎症により、細い血管が拡張したまま戻りにくくなり、赤みが続く原因となります。

3.正しいクレンジングの方法とは?

毎日のクレンジング、ただ化粧を落とすだけでいいのでしょうか?石井美保さんがいうように、クレンジングの仕方次第でお肌の調子は大きく変わります。今日から始める、正しいクレンジングのコツをご紹介します。

1)基本の順序を覚えよう

お顔の部位によって皮脂の量は異なるため、クレンジングにも正しい順序があります。

 

①まずはTゾーン(額・鼻)から

Tゾーンからクレンジング

皮脂が多い部分なので、ここから始めましょう。指の腹を使って、メイクと優しくなじませていきます。

 

②次にUゾーン(頬)へ

Uゾーンのクレンジング

皮脂量が適度な部分です。ゴシゴシこすってしまうと角質が傷つく原因になるので、優しい力加減で丁寧に行うことがポイントです。

 

③最後はOゾーン(目元・口元)

Oゾーンのクレンジング

目元・口元は皮膚が薄くデリケートな部分なので、最後に優しくケアしましょう。

<参考記事>
クレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す!10のポイント

2)要注意!スキンケアの落とし穴

「きれいに落としたい」という思いから、つい強くこすってしまいがちですが、それは大きな間違いです。

クレンジング料を優しくなじませるだけで十分。マッサージも控えた方がベターです。肌を傷める原因になってしまいます。

<参考記事>
クレンジングの際のフェイスマッサージは肌老化を進める?

3)クレンジングは短めが正解

丁寧にするのは大切ですが、時間をかけすぎるのは逆効果となることがあります。

  • 敏感肌の方は40秒
  • それ以外の方も1分以内 を目安に。

必要以上の時間は、お肌への負担になります。

4)仕上げが肝心

ぬるま湯(33℃~35℃)で丁寧に洗い流しましょう。熱すぎると肌の乾燥を助長させてしまい、冷たいと汚れが落ちにくくなります。

5)その日のお手入れが明日の肌を作る

「今日は疲れたから…」と、メイクを落とさずに就寝するのは厳禁です。面倒でも必ず落とすことが、美肌への近道。明日の調子の良い肌のために、今日のケアを大切にしましょう。

これらのポイントを意識するだけでお肌の調子は良くなりますが、クレンジング料そのものを見直すことも大切です。

<参考記事>
クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方


4.おすすめのクレンジング・ナールスエークレンズ

オススメのアミノ酸系界面活性剤配合クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」をご紹介します。

水性のオイルフリーのクレンジングジェルで、アミノ酸系界面活性剤であるラウロイルグルタミン酸Naが主な洗浄成分です。

また、クレンジング料としては珍しい弱酸性です。

だから、肌荒れ時でも皮膚表面のpHを弱酸性に保ちやすいのです。

敏感肌だけではなくエイジングケアのためのクレンジングにもオススメです。

ナールス エークレンズは、皮膚科医監修で、次のような特徴があります。

  • アミノ酸系界面活性剤により、お肌に負担の少ない優しいクレンジングが可能です。
  • 粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落としながらも、優しく洗い上げます。
  • タナクラクレイ(軟質多孔性の海泥)が毛穴の汚れを吸着し、クリアな素肌をサポートします。
  • アーチチョーク葉エキス配合で、毛穴のたるみ、開き、詰まり、イチゴ鼻、ザラつきなどの毛穴の悩みにアプローチし、毛穴の目立ちにくいお肌をサポートします。
  • ナノサイズまで小さくした「金コロイド」を配合。永続する抗酸化効果で、お肌の老化の原因となる活性酸素を除去し、お肌の酸化を防ぎます。
  • 酒粕エキス、トウミツ、ユズ果実エキスの効果で、バリア機能の改善をサポートします。
  • 肌荒れ防止成分のカワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスが、デリケートなお肌を優しくいたわり、肌荒れを感じさせない健やかな美肌へと導きます。
  • 10の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、旧表示指定成分フリー)を実現しています。
  • マツエクもOKのクレンジング料。
  • W(ダブル)洗顔不要のクレンジング料。

<参考記事>
ランキング不要!おすすめの洗顔料の選び方と種類
飯塚美香さんがナールス エークレンズをレビュー!


5.よくある疑問

Q1:年齢とともに乾燥が気になります。クレンジングの時間を短くした方がいいですか?

クレンジングは時間を短くするよりも、むしろ丁寧に行うことが大切です。

小鼻周りなどの汚れが残りやすいところまで、しっかりとメイク・汚れとクレンジング料を馴染ませることを意識しましょう。

Q2:ダブル洗顔(W洗顔)は必要ですか?

エイジングケア世代には、W洗顔はおすすめできません。

クレンジングに加えて洗顔料を追加で使うと、必要な油分まで洗い流してしまい、乾燥や小じわの原因になることも。

クレンジングそのものもW洗顔不要なクレンジング料を選ぶようにしましょう。

<参考記事>
ダブル洗顔のメリットとデメリット!正しい方法は肌質や年齢で違う
時短したい人向け!ダブル洗顔不要のクレンジングおすすめ20選!

Q3.肌の調子が悪い時のクレンジングのコツを教えてください。

肌が敏感な時は、クレンジング前に蒸しタオルを使って毛穴を開かせるのが効果的です。ぬるま湯で濡らしたタオルを3分ほど肌に乗せてからクレンジングを行うと、摩擦を減らして汚れをやさしく落とせます。
また、アルコールやパラベンなどの刺激成分が少ないクレンジング料を選ぶことも重要です。

<参考記事>
敏感肌のクレンジングの選び方と使い方!超おすすめも紹介


6.まとめ

クレンジングは、美肌づくりの土台となる重要なステップです。石井美保さんの提案する「こすらない」というシンプルな意識改革で、肌は大きく変わる可能性を秘めています。

毎日の習慣を少し変えるだけで、肌は確実に変化します。

今日からでも、優しいクレンジングを始めてみませんか?

自分の肌に合った、優しいクレンジング方法を見つけることが、美肌への第一歩となるはずです。

SNS Share

\ この記事をシェアする /